草食そうしょくのテントウムシもいる
 ナナホシテントウやナミテントウは、はな野菜やさいにつくアブラムシをたべてくれるので、益虫えきちゅうとしてよろこばれています。おなじテントウムシでも、ニジュウヤホシテントウは、ジャガイモやトマトなどのっぱをたべるのできらわれています。
はねがツヤツヤひかっているのは益虫えきちゅうのテントウムシ、はねにこまかいがあって、ひかっていないのが害虫がいちゅう のテントウムシです。


 
ジャガイモの葉(は)をたべるニジュウヤホシテントウ

てきにであうとしんだふり、くさいえきもだす
 テントウムシは、危険きけんをかんじるとひっくりかえり、あしをちぢめてしんだふりをします。これを擬死ぎしといいます。そのとき、あしから黄色きいろい、にがくてくさいえきをだします。こうしてとり などからをまもっているのです。



あしからきいろいくさい液(えき)をだして敵(てき)をおいはらう。

どうして「テントウムシ」っていうの?
 テントウムシはとびたつとき、うえにとんでいきますね。太陽たいよう(おてんとうさま)にむかってとんでいくから、天道虫てんとうむしとよばれるようになったという説(せつ)もあります。

 
まうえにむかってとびたつテントウムシ
 
あつまってふゆごしをする成虫せいちゅう
 テントウムシをよくかけるのは、はるからあきのあたたかい時期じき。でも、ふゆ野原のはら公園こうえんで、かわもとのおちのしたにたくさんあつまっているテントウムシにであうことがあります。
あつまって冬(ふゆ)ごしをするナミテントウ(写真:(財)しまね自然と環境財団/島根県立三瓶自然館)