●草食のテントウムシもいる
ナナホシテントウやナミテントウは、花や野菜につくアブラムシをたべてくれるので、益虫としてよろこばれています。おなじテントウムシでも、ニジュウヤホシテントウは、ジャガイモやトマトなどの葉っぱをたべるのできらわれています。
はねがツヤツヤひかっているのは益虫のテントウムシ、はねにこまかい毛があって、ひかっていないのが害虫
のテントウムシです。
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ジャガイモの葉(は)をたべるニジュウヤホシテントウ |
●敵にであうとしんだふり、くさい液もだす
テントウムシは、危険をかんじるとひっくりかえり、あしをちぢめてしんだふりをします。これを擬死といいます。そのとき、あしから黄色い、にがくてくさい液をだします。こうして鳥などから身をまもっているのです。
あしからきいろいくさい液(えき)をだして敵(てき)をおいはらう。
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●どうして「テントウムシ」っていうの?
テントウムシはとびたつとき、うえにとんでいきますね。太陽(おてんとうさま)にむかってとんでいくから、天道虫とよばれるようになったという説(せつ)もあります。
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まうえにむかってとびたつテントウムシ |
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●あつまって冬ごしをする成虫
テントウムシをよく見かけるのは、春から秋のあたたかい時期。でも、冬の野原や公園で、木の皮や木の根もとのおち葉のしたにたくさんあつまっているテントウムシにであうことがあります。 |
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あつまって冬(ふゆ)ごしをするナミテントウ(写真:(財)しまね自然と環境財団/島根県立三瓶自然館) |
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