●日本（にほん）にいるのに、どうしてアメリカザリガニなの？
　ふつう見（み）られるあかいザリガニはアメリカザリガニです。1927年（ねん）に、食用（しょくよう）ガエルのえさとしてアメリカからやってきました。さいしょにはいってきたのは神奈川県（かながわけん）です。そのご、本州（ほんしゅう）、四国（しこく）、九州（きゅうしゅう）の小川（おがわ）や池（いけ）にひろがり、いまではすっかり日本（にほん）の生き物（いきもの） になっています。



アメリカザリガニ

●北海道（ほっかいどう）には、ニホンザリガニがいる
　北海道（ほっかいどう）と青森県（あおもりけん）、岩手県（いわてけん）、秋田県（あきたけん）にはニホンザリガニがいます。からだは茶色（ちゃいろ）で、アメリカザリガニよりちいさく（5〜6cm）、つめたいきれいな水（みず）にしかすむことができません。



ニホンザリガニ（写真：北海道立道南四季の杜公園）


●あしが26 本（ほん）もある
　アメリカザリガニは、つぎのように4種類（しゅるい）のあしをもっています。
　・はさみ脚（あし）……１対（つい）（２本（ほん））：はさみのこと
　・あご脚（あし）……３対（つい）（６本（ほん））
　・歩脚（ほきゃく）……４対（つい）（８本（ほん））：あるくためのあし
　・腹脚（ふくきゃく）……５対（つい）（10本（ほん））
　これらをぜんぶあわせると26本（ほん）になります。このなかでおおきくてめだつのは、はさみ脚（きゃく）と歩脚（ほきゃく）です。