●チョウは、幼虫がそだつ植物がきまっている
チョウは、種類によってたまごをうみつける植物がきまっています。この植物を「食草」といい、たまごからかえった幼虫は、食草をたべてそだちます。ですから、チョウのたまごや幼虫は、そのチョウの食草で見つかります。
●アゲハの食草
ナミアゲハ……ミカン、ユズ、サンショウなどのミカンのなかま。
アオスジアゲハ……クスノキのなかま。
ジャコウアゲハ……ウマノスズクサ。
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ナミアゲハの食草(しょくそう)、みかんのなかま |
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食草(しょくそう)のクスノキの葉(は)をたべるアオスジアゲハの幼虫(ようちゅう)
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食草(しょくそう)のウマノスズクサの葉(は)をたべるジャコウアゲハの幼虫(ようちゅう) |
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●アゲハのなかまが角をだすわけ
ナミアゲハの幼虫の頭のあたりをつつくと、さきがふたまたにわかれた角をだします。この角を「臭角」といい、ここからつよいにおいをだします。幼虫はこのにおいで、てきをおどしています。アオスジアゲハやジャコウアゲハの幼虫も臭角をもっています。
●忍者のようにして身をまもるナミアゲハの幼虫
ナミアゲハの幼虫は、ちいさいうちは鳥のフンのような姿をして、てきの目をだまします。なんかいかだっぴして大きくなった幼虫は、緑色のからだではっぱのなかにとけこみ、てきに見つからないようにしています。
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